STEP4 : 文章を作る基本的なタグ 

 さぁ、ここからはどんどんページを作っていきましょう^^
この第4回では、文章を書いていく時に使う基本的なタグを覚えましょう。

 今回の目標は、次のような文章を書けるようになることです。


杏仁豆腐レシピ  4人分

<材料>
杏仁霜  35g
砂糖  大さじ2
粉寒天  5g
牛乳  450cc
水  450cc
フルーツ缶  適当



 4-1 改行・スペースを入れる

 HTML語を書くときに注意しなくてはいけないことは、普通の文章と同じように「改行」や「スペース」を入れても ブラウザには反映されないということです。
 メモ帳の上でENTERキーで改行しても、実際にインターネットで見てみると、改行されないでだらだらと横に続いてしまいます。
 そのため、「改行」は<br><p>というタグを「スペース」は&nbspという記号を使って命令してあげることになります。

 <br>は普通の改行、<p>は改行してさらに1行あける、という意味で、それぞれ次のように表示されます。

書き方見え方
杏仁豆腐の<br>作り方<p>材料は 杏仁豆腐の
作り方

材料は


 また、スペースについては全角スペースならばブラウザに反映されます。

 これらのタグを使いたくない場合、<pre>〜</pre>タグを使うと、<pre>から</pre>の間の部分では改行やスペースがそのままブラウザに表示されるようになります。
 つまり、<br>等を使わなくても、メモ帳の上で改行したとおりに表示されます。


 4-2 文字の大きさや色を変える

 HPを見やすく作るには、文字のサイズや色を変えると効果的ですよね^^
これもまたHTML語で、ブラウザに命令してあげます。

 「文字について サイズは2 色は青」これをHTML語で書いてみましょう。
この時、「文字について」という意味で使うのがfontタグです。
そして、「サイズは2」はsize="2"「色は青」はcolor="blue"となります。
全体を<>で囲んで、言葉の間に適当な隙間を空けると次のようになりますね。

<font size="2" color="blue">

 これの後ろに書いた文字は、終わりの合図がくるまで「サイズは2で色は青」 になります。 これはfontについてのの命令なので、終わりの合図は、</font>です。
算数と英語が混ざったようなものですが、ほとんど日本語の通りに書けますよね^^

 ここでちょっと難しい言葉を使ってみると、
文字など、ページを作る部品のことを、「要素」
文字のサイズ(size)色(color)などの見た目のいろいろなことを「属性」、
「青」とか「2のサイズ」など見た目の具体的な内容を「属性値」といいます。

 言葉は覚えなくてもいいので、書き方だけわかっていただければ大丈夫です^^
<font 属性="属性値"> </font>という感じです。
 文字の大きさはsize属性、文字の色はcolor属性で、それぞれ次の様に指定します。

 サイズを指定  <font size="2">
 色を指定  <font color="blue">
 サイズと色を指定  <font size="2" color="blue">

 このように指定したい属性をどんどん書いていけばよく、
普通のままでいい属性については何も書かなければOKです^^
また、複数属性を加えるときの順番は気にしなくて大丈夫です。

 サイズは数字の大きいほど文字も大きくなります。(1〜7。標準では3)
 色は「blue」「red」というように英語で指定する方法と、「#0000ff」のようなコードで指定する方法があります。(ちなみにこれは青を表すコードで、blueと同じです。)
 コードを使うと細かい色合いを設定できますが、普通に使う色はコードを使わずに表せると思います。

使いそうなカラーコードの一覧こちらに作りました。

 それぞれの使用例を下に書きます。

書き方見え方
<font size="2">杏仁豆腐</font> 杏仁豆腐
<font color="red">杏仁豆腐</font> 杏仁豆腐
<font size="5" color="blue">杏仁豆腐</font> 杏仁豆腐


 4-3 文字の強調や装飾

 今度は文字を太字斜めにしてみましょう。
太字にするなら<b></b>斜体にするなら <i></i>タグで囲みます。
この他に文字にアンダーラインをつけたり、取り消し線を引くこともできます。
 終わりの合図をしないと、その後全部が太字とかになってしまうので、
終わりの合図を忘れないようにしましょう^^
 使い方は次の通りです。

書き方見え方
<b>杏仁豆腐</b>杏仁豆腐
<i>杏仁豆腐</i>杏仁豆腐
<u>杏仁豆腐</u>杏仁豆腐
<s>杏仁豆腐</s>杏仁豆腐


 4-4 行揃え

 最後に、書いた文章を真ん中に表示するようにしてみましょう。
何も手を加えない状態では、左づめで表示されます。
センタリング(中央に表示させること)や右づめにして表示させたい場合は<div>というタグを使います。
 また難しそうな言葉で説明すると、このdiv要素のうしろに、
alignという属性でそろえる位置(left,center,right)の属性値を指定する、ということです。

 これも文字の大きさや色を指定するときと同じ書き方ですから、
言葉は意味不明でもいいので、下の例を見て使ってみてください^^
 それぞれ次の通りになります。

書き方見え方
<div align="left">杏仁豆腐</div>
杏仁豆腐
<div align="center">杏仁豆腐</div>
杏仁豆腐
<div align="right">杏仁豆腐</div>
杏仁豆腐


 この行揃えのタグは、全ての行に書く必要はありません。
行揃えしたい行全てをタグで囲んでください。
 ページ全体を真ん中に揃えたいのなら、
一番初め(<body>のすぐ後ろ)に<div align="center">
一番最後(</body>のすぐ前)に</div>と書くだけでOKです^^

 また、真ん中よせの<div align="center">〜</div>だけは、
<center></center>と書いても同じ意味になります。


 4-5 まとめ

 さぁ、これで今回の例文は作れるようになりました^^
下に今回の例文とそのコードを示しますので、確認してみて下さい。

杏仁豆腐レシピ 4人分

<材料>
杏仁霜  35g
砂糖  大さじ2
粉寒天  5g
牛乳  450cc
水  450cc
フルーツ缶  適当





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