STEP4 : 文章を作る基本的なタグ さぁ、ここからはどんどんページを作っていきましょう^^ この第4回では、文章を書いていく時に使う基本的なタグを覚えましょう。 今回の目標は、次のような文章を書けるようになることです。
4-1 改行・スペースを入れる HTML語を書くときに注意しなくてはいけないことは、普通の文章と同じように「改行」や「スペース」を入れても ブラウザには反映されないということです。 メモ帳の上でENTERキーで改行しても、実際にインターネットで見てみると、改行されないでだらだらと横に続いてしまいます。 そのため、「改行」は<br>や<p>というタグを「スペース」は という記号を使って命令してあげることになります。 <br>は普通の改行、<p>は改行してさらに1行あける、という意味で、それぞれ次のように表示されます。
また、スペースについては全角スペースならばブラウザに反映されます。 これらのタグを使いたくない場合、<pre>〜</pre>タグを使うと、<pre>から</pre>の間の部分では改行やスペースがそのままブラウザに表示されるようになります。 つまり、<br>等を使わなくても、メモ帳の上で改行したとおりに表示されます。 4-2 文字の大きさや色を変える HPを見やすく作るには、文字のサイズや色を変えると効果的ですよね^^ これもまたHTML語で、ブラウザに命令してあげます。 「文字について サイズは2 色は青」これをHTML語で書いてみましょう。 この時、「文字について」という意味で使うのがfontタグです。 そして、「サイズは2」はsize="2"「色は青」はcolor="blue"となります。 全体を<>で囲んで、言葉の間に適当な隙間を空けると次のようになりますね。
これの後ろに書いた文字は、終わりの合図がくるまで「サイズは2で色は青」 になります。 これはfontについてのの命令なので、終わりの合図は、</font>です。 算数と英語が混ざったようなものですが、ほとんど日本語の通りに書けますよね^^ ここでちょっと難しい言葉を使ってみると、 文字など、ページを作る部品のことを、「要素」、 文字のサイズ(size)や色(color)などの見た目のいろいろなことを「属性」、 「青」とか「2のサイズ」など見た目の具体的な内容を「属性値」といいます。 言葉は覚えなくてもいいので、書き方だけわかっていただければ大丈夫です^^ <font 属性="属性値"> 〜</font>という感じです。 文字の大きさはsize属性、文字の色はcolor属性で、それぞれ次の様に指定します。
このように指定したい属性をどんどん書いていけばよく、 普通のままでいい属性については何も書かなければOKです^^ また、複数属性を加えるときの順番は気にしなくて大丈夫です。 サイズは数字の大きいほど文字も大きくなります。(1〜7。標準では3) 色は「blue」「red」というように英語で指定する方法と、「#0000ff」のようなコードで指定する方法があります。(ちなみにこれは青を表すコードで、blueと同じです。) コードを使うと細かい色合いを設定できますが、普通に使う色はコードを使わずに表せると思います。 使いそうなカラーコードの一覧をこちらに作りました。 それぞれの使用例を下に書きます。
4-3 文字の強調や装飾 今度は文字を太字や斜めにしてみましょう。 太字にするなら<b>〜</b>斜体にするなら <i>〜</i>タグで囲みます。 この他に文字にアンダーラインをつけたり、取り消し線を引くこともできます。 終わりの合図をしないと、その後全部が太字とかになってしまうので、 終わりの合図を忘れないようにしましょう^^ 使い方は次の通りです。
4-4 行揃え 最後に、書いた文章を真ん中に表示するようにしてみましょう。 何も手を加えない状態では、左づめで表示されます。 センタリング(中央に表示させること)や右づめにして表示させたい場合は<div>というタグを使います。 また難しそうな言葉で説明すると、このdiv要素のうしろに、 alignという属性でそろえる位置(left,center,right)の属性値を指定する、ということです。 これも文字の大きさや色を指定するときと同じ書き方ですから、 言葉は意味不明でもいいので、下の例を見て使ってみてください^^ それぞれ次の通りになります。
この行揃えのタグは、全ての行に書く必要はありません。 行揃えしたい行全てをタグで囲んでください。 ページ全体を真ん中に揃えたいのなら、 一番初め(<body>のすぐ後ろ)に<div align="center"> 一番最後(</body>のすぐ前)に</div>と書くだけでOKです^^ また、真ん中よせの<div align="center">〜</div>だけは、 <center>〜</center>と書いても同じ意味になります。 4-5 まとめ さぁ、これで今回の例文は作れるようになりました^^ 下に今回の例文とそのコードを示しますので、確認してみて下さい。
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